教務部長からの一言

気づかせる教育
問題の意味を理解する力、問題の言葉から考えられる知識を頭の引き出しから出す力、引き出した知識を組み合わせて問題を解く力。この3つの力を付けるのが「気づかせる教育」です。
「この問題が出来るか」が大切なのではなく、そのような問題が出たときに、自分で考えを作って解けるかが大切です。
~生徒のみなさんへ~
テストのときには、お父さんもお母さんも友達も塾の先生も、何の役にも立ちません。頼りになるのは自分だけです。難しい問題があったとき、努力をしてきて考える力のある自分と、あまり勉強をしていなくて考える力のない自分と、どっちが頼りになりますか?困ったときに頼りになる自分になりましょう。
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2月25(水)更新
毎日2時間勉強している人が3時間勉強をしたとします。当然、「がんばったね」ということになります。普段勉強をあまりしていない人が1時間したとします。毎日2時間している人からすれば、「1時間だけ」ということになるし、2時間を基準にすれば、まだ足りないことになります。1時間勉強したくらいでは褒めてもらえないかもしれません。でも、頑張ったかどうかの基準を、「それまでの自分」ということにすれば、「よくがんばった」ということになります。私は、それでいいと思っています。大切なのは、それまでの自分と比べてよくがんばったということを続けていくことです。そうすれば、「3時間勉強」ということにつながっていきます。
2月18(水)更新
中3生や高3生は進路が決まっていく時期です。希望通りに進む生徒もいれば、希望とは違う進路に進む生徒もいます。みんな希望通りならいいのですが、そうでなかったとき、だめだなんて思わないでください。どの進路に進んでも、そこには誰かがいて誰かと出会います。そこで出会った人たちと人生を作っていくことになります。どんな人と出会うのかは、偶然が作り出すものでもありますが、自分がどういう人であるかも大切な要素です。音楽が好きなら、音楽に関わる人と出会うかもしれないし、読書好きなら図書館で誰かに出会うかもしれません。本当に大切なのは、自分がどんな人で、誰と出会ってどんな人生が作られるかだと思います。だから、どんな進路にも希望があります。
2月12(木)更新
因数分解の問題をしようとしても、やり方を知らなければ出来ません。ヨーロッパについてのワークをしようとしても、知識がなければ何も書けません。つまり、勉強の一歩目は、問題やワークをすることではなくて知識を入れることです。そのために必要なら教科書を読みましょう。わからない言葉があれば調べてください。調べた分だけ賢くなります。読んで、イメージして、わかって、覚える。めんどくさいなーと思うかもしれませんが、とても大切な力になります。入試では、理科も社会も、問題文がとても長いです。長い文章を読んで理解する力は、入試でも役に立ってくれます。勉強をしようとしても何をしていいかわからないでいる人は、まず、教科書を読んで知識を入れましょう。
2月4(水)更新
学校の昼休みの教室です。みんなが校庭で遊んでいるとき、ひとりだけ教室で本を読んでいる子がいました。それに気づいた先生がこう言います。「みんな外で遊んでるよ。行かないの?」。その先生は何の気なしに言っただけで、深い意味はないと思います。でも、これは、みんなと外で遊ぶことはいいことで、ひとりで本を読んでいることはどうかな?という先入観によって発せられています。私の嫌いな言葉ですが「陰キャ」ということです。みんなと外で遊ぶことがいいように、ひとりで本を読むことだって同等にいいことです。もしかしたら、ひとりで何かをしたいのに、みんなと一緒じゃないと変な目で見られるという同調圧力で、外で遊んでいる子もいるかもしれません。それぞれの価値観を認め合えたらいいのにと思います。
1月29(木)更新
受験対策としての国語の授業をしている高校生がいます。その生徒のために使っている問題集のレベルを1ランク上げようかと思って、その生徒の国語力を試そうと思いました。まず、そのための問題を慎重に選びました。内容理解だけでなく、使われている言葉の中から問題を解くためのカギになる言葉に気づけるかどうかを試せる問題にしました。全部で5問のうち3問がそういう問題でしたが、その生徒は3問とも気づくことができました。気づけるかどうかギリギリのラインだと思っていた問題に全部気づいてくれて、とてもうれしかったです。生徒には、問題を選んだ意図を説明しました。その日、早速1ランク上げた問題集から課題をひとつ出しました。
1月21(水)更新
生徒が図形の証明問題をしていました。ほとんどのことは分かってくれていましたが、1か所だけわからない所がありました。あることに気づけないでいるのが原因でした。しばらく様子を見ていましたが、自分では気づけませんでした。そこで、「問題に書いてあることで、図形に書き込んでないことがあるよね。」と言うと、ハッと気づいて図形に書き込みました。AB=AEを図形の中にマークすると、三角形が二等辺三角形だと気づいて、そこから等しい角を見つけて答えが完成しました。この生徒ができなかったのは証明問題ではなくて、「問題にあることは図形に書き込む」ということです。その生徒には、「人は色、形、活字の順に認識する」という話をしました。
1月15日(木)更新
「何でそうするの?」・・・「そうするのがいいと思うから」。私が何かをしようとするときの判断基準です。ところが、「そうするのがいいと思う。でもね・・・」と思ってしまうと、この「でもね」が邪魔をして、できなくなります。「でもね」の正体が、なるほどそうだよねと思うこともありますが、よくあるのが「面倒、おもしろくない、時間がない」です。そうすればいいと思ったのならすればいいのに、しない、できない、になってしまいます。「でもね」なんて思うのをやめましょう。自分のためだろうと、人のためだろうと、いいと思ったからする。力を抜いて、ただシンプルにそのことをしていれば、必ずいいようになります。
1月7日(水)更新
私は高校2年の時の通知表を今も持っています。2学期の成績が全教科1か斜線の通知表です。私は高校2年の夏休みに入院をして12月上旬まで休みました。留年になる規定の欠席日数にあと2日余裕があったので、学校から勧められた留年は拒否しました。高校2年2学期のことを習っていないという最悪な事態でしたが、この状況の中で出来る精一杯のことをしようと思い勉強をしました。でも結果的には進路を変更し、福島から京都に来ました。高校2年の通知表は私の原点です。最悪な事態でもあきらめずにやって、京都で人生をつくれた原点になった通知表です。あきらめてしまえば前に進めなくなりますが、何とかしようと思えば、だれだって「今」をスタートにすることができます。
12月25日(木)更新
今年もたくさんの生徒と関わることができました。本当にありがたいことだと思っています。たまたま空き時間が出来て、そのタイミングで担当することになった生徒もいます。空き時間が出来たことと、その子が塾に来たタイミングがピタッと合ったからこそ生まれた出会いです。もし時間が1日ずれていたら出会っていなかったなあと思うと、偶然に感謝しています。そんな偶然の出会いだからこそ、出会いを大切にしないといけないと思っています。そして、出会いを大切にするということは、その生徒を大切にするということです。大切な生徒なので、生徒のためにいいと思うことをしてきました。来年もまた、新しい出会いがあると思います。そしたらまた、その生徒を大切にしていこうと思います。
12月17日(水)更新
大学受験の生徒の状況は様々です。指定校推薦や総合選抜の生徒は、9月や10月には合格しています。公募推薦の合否も出ています。専門学校へ行く生徒も合格は決まっています。ですから、クラスの中の多くはすでに合格が決まっていて、共通テストや一般入試を受ける生徒は少数ということもあります。週末が近づくと周りの生徒の遊ぶ予定の話が聞こえてきたり、今なら、年末年始の楽しい予定の話も聞こえてきたりします。自分だけ取り残されている感じです。入試が近づいてきて、合格できるかどうか不安が募ってくる時期のこれですから、余計にメンタルがやられそうです。今頑張っている生徒には、できるだけ前向きな言葉を使って授業をしようと思っています。
12月11日(木)更新
神様に手を合わせてお願いをします。「どうか・・・」素直にそう願う気持ちは尊いと思います。でも、どんなにお願いしても、それだけで賢くなったり、合格したりしないことはみんな知っています。教科書を読み、覚えて、問題が解けた人が賢くなるし、合格もします。面倒だからしなければそれまでで、面倒でもやれば前に進みます。結局、自分を何とかできるのは自分しかいないということです。やろうと思う。できると思う。覚えたと思う。「思う」なんていうことも、何の役にも立ちません。「やった。できた。覚えた。」この事実だけが、自分の役に立ってくれます。テストの時に頼りになるのは、出来るようになった自分だけです。だから、頼りになる自分を作りましょう。
12月3日(水)更新
中学3年生が進路を決める時期になったので、今年高校生になった生徒で今は塾には来ていない生徒に、高校はどうですか?と聞いてみました。同じ高校に行った男女に聞いてみると、まったく逆の返事が返ってきました。男の子は短文で、「高校はいい感じで、テストも特に難しいこともなく、行事も楽しい。」ということでした。ところがその後返してきた女の子は長文で、「高校選びを後悔している。わかりやすい先生とわかりにくい先生の当たり外れが大きい。文化祭や体育祭も面白くなくて楽しめない。校則は緩めだけど変なことですぐ反省文になったりする。近いからとか、入れそうだからという理由で高校選びをしない方がいい。」などたくさんのことが書いてありました。二人ともとてもいい感じの生徒だったので、それでも受け止め方には差があるなあと思いました。
11月27日(木)更新
普段は国語の授業をしている高校生が、期末テスト前ということで、数学のベクトルの問題のわからない所を教えてほしいと言ってきました。三角形の内心について、ベクトルで表すとどうなるかという問題でした。この問題は数Cに分類されている問題ですが、考え方の出発点は、「内心」は角の二等分線の交点という知識で、中1で習った角の二等分線の作図です。そしてその次に必要なのは、中3で習った角の二等分線が作る線分の比の知識でした。この問題そのものには、角の二等分線のことなど一言もないので、「内心」という言葉からそれを思いつかなければなりません。これが積み重ねの大切さです。今習っていることが、いつどんなふうに役に立つのか分かりませんが、その時のためにしっかり学習しておくことは悪くはないですね。
11月20日(水)更新
今週から12月上旬にかけて多くの学校が期末テストです。同じ公立中学校でも、テスト教科が10教科の学校もあれば、5教科の学校もあります。テスト範囲も学校によってさまざまで1教科100ページを超える範囲のところもあれば30ページしかない学校もあります。「入試問題みたいなテストを作った。」という先生や、「結果に差が出るようなテストにした。」という学校の先生のコメントを聞くと、それが生徒のためを思ってのことであればいいけど・・・と思います。たくさんの生徒のテストを見ていますが、最近は癖の強いテストが多いと感じています。少なくとも公立の学校のテストでは、個性的なテストではなくて、標準的な内容のものであってくれたらと思います。
11月12日(水)更新
受験生にとって大変な季節になってきました。自分はどうなりたいのか、どうしたいのかをよく考えて志望校を決めたら、そのために必要なことは全部するという気持ちでやっていってくれたらと思います。「そのために必要なこと」って何?と思うなら、受けようとする入試の過去問を見てください。もし半分できれば合格するのなら、半分できるようになることが必要なことです。そのために計算ができればいいのなら計算ができるようになることです。動詞の不規則変化がわかればいいのならそれを覚えることです。それぞれの学習が集まって「半分できる」という力になります。受験結果には言い訳は通用しません。ですから、言い訳をしない自分になって頑張っていきましょう。
11月5日(水)更新
受験生の面接練習のとき、「自分に自信を持って」って言われることあるよね、という話になりました。そこで私は生徒に、「自分の何に自信を持つってことかな?」と聞いてみました。生徒は、「えっ」となって答えに詰まりました。「自分に自信を持つ」という言葉はなんとなくイメージで使っていて、「自分の何に?」と考えることはあまりありません。考えてもらうと「自分の能力?」という答えでした。もちろん正解ですが、私は「自分が生きてきたことすべてだよ。思いやりを持って生きてきたこと。大変でも頑張ってきたこと。これまでしてきたことすべてが今の自分を作っているから、生きてきたことすべてを自信にして面接してきたらいいよ。」と言いました。そして、その生徒は合格しました。
10月23日(水)更新
私が好きな昭和の落語家の小噺です。「あれ、こんなところに定期券が落ちてる。だれの定期やろー?あれ、名前書いてないなー。どっからどこまでの定期やろ?あれ、それも書いてないなー。いつまでの定期やろー?んー、それもないなー。ほな、なんでわし定期ってわかったんやろ?」というものです。この小噺はとても大切なことを教えてくれています。それは、「わかるためには材料がいる」ということです。問題を解くとき、その問題を解くために必要な基礎知識が材料です。それ無しで問題を解くことはできません。ですから、問題を解くための知識を、1つでも多く頭に入れるための努力をしておきましょう。
10月15日(水)更新
生徒が宇宙のことを知りたいと言いました。興味を持ちかけてくれているので、より興味を持ってもらうために地球と月と太陽の話をしました。「もし地球が直径10㎝のボールだとしたら、月は地球からどれくらい離れたところを回っているか?」と言ってホワイトボードに地球を書きました。生徒は地球から50㎝くらい離れたところを指さしましたが、正解は3m離れたところを回っています。地球と月が案外離れているということを思ってもらった後、太陽の直径は、地球と月の距離と比べてどれくらいか聞きました。生徒は地球と月よりちょっと大きい位を言いましたが、正解は地球と月の距離の約3.7倍です。10㎝の地球に対して太陽は11mで、太陽の端のほうに地球と月がある感じです。おもしろがって聞いてくれました。
10月8日(水)更新
2年前の10月18日、何をしていましたか?こんなことを聞かれて答えられる人はいないと思います。そんなことは忘れているからです。もし脳が「忘れる」ということをしないで全部覚えていたら、大変なことになります。人はよくないことは「忘れる」という方法で、精神の安定を保っています。忘れることは脳の大切なはたらきです。脳にとって「今日ケーキを食べた」ということと「塩酸は塩化水素だ」ということは「忘れる」という点では同じことです。でも塩酸は塩化水素ということは忘れてはいけないのなら、忘れない努力が必要になります。忘れてしまう前に、「塩酸は塩化水素だ」と反復することです。「忘れる前にする」という努力をしたことが脳に残ります。だから努力が必要なのです。
10月1日(水)更新
今日は社会の勉強をしようということでワークをやったとします。しかもヒントになるようなものを見たり、調べたりはしないで、自力でやったとします。「よくやったなー。がんばったなー。」と思いますが、この勉強で知識は増えましたか?わからなかったことがわかるようになりましたか?そうはなっていませんね。この時やったことは、知っている知識の確認です。このやり方を勉強として成立させるのなら、わからなかったところを調べたり覚えたりする必要があります。社会の勉強は知識を増やすことです。ワークをする前に、必要な知識を頭に入れましょう。ワークをすることは、知識を入れた後の確認作業です。
9月24日(木)更新
文科省は考えさせる学習に重きを置いているので、学校現場では、グループワークというものがとても増えています。例えば理科で、「イオン」とはどういうものなのかを教科書で調べたりグループで話し合ったりして理解をしていこうというものです。いいことではありますが、分からないことがあって先生に質問をしても先生は教えてくれないという点で、生徒たちは困っています。調べて出てきた説明の文章がイメージしにくい内容のときもあります。せめて質問に答えてもらえたらいいのですが、多くの学校で先生は教えなくなっています。生徒たちが調べてもわからなかったことは、わからないままです。教えることと考えさせることのバランスをとってくれるようになるといいです。
9月18日(木)更新
数学をしていて、4X=8ならX=2ですが、8X=4ならX=1/2になります。ところが、生徒はときどき8X=4の答えをX=2としてしまいます。「8と4が見えたので2だと思った。」という感じで、感覚的に答えを書いてしまいます。そういう時私は、数学に「思った」はいらない!と言います。大事なのは2なのか1/2なのか、きちんと計算をすることです。思ったところで、違っていてはバツです。数学の計算は特に、いつも同じようにやれることが大切です。ある時は丁寧にやって、ある時は適当に省略してやっているようでは、力は安定しません。どんな時もいつもと同じようにやるということを意識してください。
9月10日(水)更新
かつて担当していた生徒が大学4年生になっていて、就職が決まりました。その生徒が塾に来たのは高校3年の9月でした。英語の模試の結果が良くなくて自信を無くしていました。美大進学を考えるほど美術も好きでしたが、将来のことを聞くと「銀行員」と言いました。「本当は銀行員になりたいと思ってないよね?」と聞くと「うん」と言っていました。自信を持たせて前を向けるようにしてあげないといけないと思いながら生徒と関わり、志望校に合格して塾をやめる時がきました。私は生徒に「YOASOBIの群青という曲のように生きてほしい」と伝えました。怖がらず、自分を信じて進んでほしいというメッセージでした。その生徒の就職先がデザイン設計の仕事と聞いて嬉しくなりました。
9月3日(月)更新
「学校や塾の授業は聞いてるし、課題のワークだってやってる。」そんな生徒がいたら、「ちゃんと勉強してるなー」と思います。ところが、その生徒の成績がそれほどいいとは言えなかったり、案外いろんなことを覚えていなかったりします。「何で?」と思いますよね。そういう生徒には「授業を聞いたりワークをやったりするとき、わかろうとしてる?覚えようとしてる?」と聞いてみます。たいてい生徒は、ハッとしたような顔をします。ただ聞いているだけではだめです。なんとなく答えを書いていてはだめです。なぜかをわかっておきたい。自分ひとりで出来るようになりたい。覚えたい。そういう意志をもって勉強した人が、覚えられたり出来るようになったりします。
8月28日(月)更新
中3の生徒が、三角柱の体積を求めようとしました。底面積×高さで求めることができます。難しいものではないので、求め方の確認をしたくらいでやってもらいました。すると、生徒が出した答えが正解の2倍になっていました。原因は、三角形の面積を求める時、÷2をしなかったことです。では、なぜ÷2をしなかったかですが、単に忘れてたというわけではません。÷2を考えていなかったのです。その生徒に「底辺×高さ÷2」って思いながらやったかと言うと、「あっ」という顔をしました。つまり、三角形の部分のただ見えている数だけをかけ算したので、÷2をしなかったということです。「自分がやろうとしていることを思いながらやる。」ということをしましょう。
8月18日(月)更新
人はよく目標を立てるし、立てさせられます。○○高校合格!期末テストで○○点!というように。実は、目標を立てるのは簡単です。言えばいいだけですから。大事なのは、目標を達成するための具体的な方法を考えているかどうかです。もし、目標は立てたけど、どうしたらいいのか分からないというのなら、目標達成はできないかもしれません。どうしていいかわからないなら、わかるところまで目標を小さくしましょう。「次の単語テストで満点」「今日帰ったら数学の復習をする」「今から1時間勉強をする」こんな小さなことも目標とすれば達成可能です。達成できればうれしいし、自己肯定感も増します。そして、この小さな目標の積み重ねの先に大きな目標達成が待っています。
8月7日(木)更新
ずっと以前に教えていた生徒から相談がありました。その子はもう結婚をしていて子供も2人います。上の子が年長さんになっていて、幼稚園で足し算引き算をしているけど、どうもよくわかっていないみたいで、どうしたらいいでしょう?というものでした。幼稚園生なので、まず、足すことは増えることで、引くことは減ることだとわかることが大前提で、次に、2増えるとか、2減るということをものの量としてイメージできるようにしなければなりません。最後には、例えば8から3減ると5になることを量の変化としてイメージできれば完成です。それをどうやってさせてあげればいいかを考えて、プリントを作って届けました。同じ足し算を教えるにしても、幼稚園生と小学生では数に対する認識がちがうので、教え方は変えなければなりません。「わかる」ということはどういうことなのかを考えると、どうしたらいいかがわかります。
7月31日(木)更新
夏休みです。今日は7月31日です。生徒の中には、7月中に学校の宿題を終わらせることを目標にしている生徒もいます。どれくらい出来ているでしょうか。作文、調べ学習、自由研究、新聞づくりなど、ぱっと終われない宿題は後回しになりがちですが、それをわかっていて、読書感想文の宿題に夏休みの最初から取り組んでいる生徒もいます。受験生は、「勉強をしないと」という言葉がずっと頭の中をめぐっていて、気分が落ち込みがちの子もいます。たとえ受験生でも、苦しいばかりでは耐えられないので、何か楽しいことを見つけて、それをやりましょう。外に出れば40℃くらいありそうな暑さです。体調管理をしっかりして、いい夏休みにしましょう。
7月24日(木)更新
夏休みに入りました。たくさんの生徒から、いろいろな夏休みの宿題について話を聞いています。その中である中学校が、今年は作文の宿題を無しにしたということを聞きました。理由は、チャットGPTにどう対応するか検討するためだそうです。チャットGPTとはAIが作文を書いてくれるアプリで、すでにそのアプリを使って作文課題を提出している生徒はいます。生徒たちは、AIが書いてくれた文章に手を加えて、自分が書いたように見せかける作業をして提出しています。夏休みの中学生の読書感想文は原稿用紙5枚以内です。少なくても4枚以上でなければいけないようです。書ける気がしない生徒にとって、チャットGPTはとても便利な道具です。原稿用紙5枚以内というのは、読書感想文コンクールの基準です。読書感想文を教育としてとらえるなら、コンクールをいったん無視して、「1枚でもいいから書いてみな」というようになってくれたらと願います。
7月19日(土)更新
令和7年度の全国学力調査の結果が公表されました。4月に全国の小学6年生と中学3年生を対象に、国語、算数・数学、理科の3教科が行われました。その中の中学3年生の国語の結果はかなり驚く内容でした。国語全体の正答率は54.6%ですが、記述問題に限ると正答率は25.6%にまで下がります。記述問題の中に、「スライドを使って発表を分かりやすく伝えるための工夫」というのがあって、「紹介されていた文に対して『助言』を書きましょう。」という問題の正答率は4.0%でした。100人いたら4人しかできなかったということです。問題を見てみましたが、問題そのものを理解できなかった生徒もいたと思います。紹介文の意味が分からなかった生徒もいたでしょう。そのうえで助言が書けた生徒が4.0%ということです。みなさん、誰かに見せるという設定で日記を書きましょう。2~3行でも構いません。まずはそこから始めましょう。
7月9日(水)更新
「言っていることとやっていることは一致していますか?」これを考えることは、今の自分がどうなのかを知るための基準になります。勉強でもスポーツでも、多くの人が希望を持ったり目標を立てたりします。志望校に合格したいと思えば、入試科目の勉強をたくさんするし、試合に勝ちたいと思えば自主練をしたりします。ところが、「言いはしたけどやってはいない。」という人もいくらかいます。言ってはみたけど、なんとなく何にもしなかった、という感じです。言っただけでは目標を達成できるわけがありません。「成績を○○にしたい。」と言ったのなら、やることがそれにつながっていなくてはなりません。言っていることとやっていることを一致させましょう。
7月2日(木)更新
私は小学5年生くらいから、人よりは多く勉強をしていました。そして中学2年生から本気で勉強をするようになりました。そのきっかけになったのが、中学2年生の私が、全校生徒の前で校長先生から「ばかものだ!」と言われたことです。私の学校は校則として男子は坊主にすることになっていて、近隣の学校もそうだったので、当然のように従っていました。ところが中2の時、坊主ではない中学校があることを知って、私は生徒会総会で、坊主にするのは構わないがその理由を教えてほしい、という質問を校長先生にしました。その答えが「そんなことをいう奴はばかものだ!」でした。全校生徒の前でばか扱いをされてしまったので悔しくて、学年1位になって、二度とばかと言わせないようにしました。確実に学年1位を取るためには100点をとればいいと考えて、教科書のことを全部覚え始めました。私が本気になったきっかけです。
6月26日(木)更新
花火は水中でも楽しめることを知っていますか?火をつけてバチバチッと燃えている花火を、えいっ!という感じで水槽やバケツの水の中に入れても、消えたりしないできれいに燃えてくれます。水の中では火は消えるものと思っているので、意外性も含めて、とてもきれいだと感じると思います。火が水の中で消えるのは、燃えるために必要な温度と酸素がなくなるからです。ところが、花火は発熱反応なので温度は保つことができます。そして酸素ですが、花火には塩素酸カリウムという酸化剤が入っていて、熱によって分解するときに酸素を作り出しているので、水中なのに燃え続けることができます。とてもきれいです。安全に気をつけて、この夏楽しんでください。
6月19日(木)更新
私が中学生の時、中間テストや期末テストはイベントと思うようにしていました。勉強しなければいけないとか、覚えなければいけないというのは、マイナスイメージなので、脳に拒否感があります。それじゃ勉強ははかどらないし、覚えることもしにくいだろうと考えました。これをイベントと思えたら、プラスにイメージできるという発想です。例えば2週間前からイベントは始まります。今日のイベント開始は8時。2時間やったところでラーメンタイム。その後1時間でイベント終了。という感じです。勉強する時間や場所はときどき変えます。今日のイベント開始は早朝4時。場所は台所。すべてをイベントと思うことで苦痛を回避していました。テスト週間を「いやじゃない」と思えるだけでも効果はあります。出来事を変えることができないなら、考え方を変える。大切なことです。
6月11日(水)更新
6月です。1年の半分が過ぎようとしています。みなさん、半年前の自分と今の自分を比べてみてください。何か変わりましたか。何も変わっていませんか。いい方に変わったというのならいいですね。これから、さらに良くなる期待ができます。良くない方に変わったというのなら、ほっておくわけにはいきません。半年後にはもっと良くない自分になっているかもしれません。何としても方向転換する必要があります。何も変わっていないという人は、半年後も今と同じ自分がいるということです。それで困らないのならいいのですが、そうですか?本当は良くならないといけないのに、なんとなく半年を過ごした人は、またなんとなく半年が過ぎるはずです。半年後の自分を変えたければ、今の自分を変えていくしかありません。
6月4日(水)更新
円の面積の求め方を覚えようとするとき、多くの生徒は「半径×半径×3.14」や」と覚える生徒は少数派です。それは、「半径×半径×3.14」の方がイメージしやすいからです。中学3年生は、「(」を公式として覚えますが、これも「」と覚える方が圧倒的に使いやすくなります。「(」と覚えてしまうと、式の中に分数や分数式が入ったときにどうしていいかわからなくなります。ところが、「」で覚えると、式がどう変形されても無敵です。覚えやすさには、その方法や理由があります。生徒たちに1つでも多くの覚えやすさを伝えていきたいです。
5月29日(水)更新
勉強をしていると、覚えないといけないことがバンバン出てきます。たくさん覚えるのはしんどいし、いやだなーとみんな思っています。当然私もそうです。どうやったら楽に覚えられるかを考えています。例えば、いくつかのことを覚える時、私は1つのフレーズにして覚えます。古文で12か月を睦月、如月、弥生…と覚えますが、12個覚えようとすると「大変」と思ってしまうので、「むきやうさみふはなかしし」というフレーズにして覚えます。これは、それぞれの月の頭文字を並べたものです。アメリカの五大湖を覚えることは、「スペリオルミシガンヒューロンエリーオンタリオ」という1つの単語だと思って覚えています。50個覚えないといけないとき、5個を1フレーズにして、それが10個と思えば、10個覚えるだけという感覚になれます。試してみてください。
5月21日(水)更新
通知表の成績を内申点といい、公立高校の入試では、3年間の内申点の合計と入試当日のテストの点で合否判定をしています。大げさに言えば、内申点で人生の選択を左右されるのなら、内申点は客観性のあるものでなければいけないと思っています。ところが、実際は、テストの難易度には学校間で差があるし、定期テストの回数が違っていたり、提出物の量が違っていたりしています。少し努力すれば4が取れそうな学校があれば、頑張っていても3になってしまう学校もあります。この学校間の差は大人の事情であって、生徒の都合ではありません。内申点を合否の判定に使うのなら、学校間の差をできるだけなくすような努力をしてもらえたらと思っています。
5月14日(水)更新
「ファッションが環境に及ぼす影響」「環境汚染による動物の絶滅」「AIと言語」これは何だと思いますか。中学3年生の英語の教科書の本文のテーマです。これをテーマにした本文を英語で学びます。英語ですから、現在完了形とか関係代名詞とかの文法も習いながら、本文理解もしていきます。問題は本文理解です。国語として学習するとしても難しい内容です。当然、英文を直訳しただけでは内容が理解しにくくて、解釈をしていかなければならない文も出てきます。この学習で必要なスキルは、実は国語力と社会的な知識です。これが、大学受験の英文となれば、コロンブスの大航海時代の歴史的な話や、女性の社会進出による働く環境の変化、18世紀のイギリスの教育事情などなどです。英語ができるようになるために、国語力をつけておきましょう。
5月7日(水)更新
いろんなことに目標があります。例えば合格すること、優勝すること、金賞をとることです。そしてそのための途中に、模試や練習試合や練習としての表現があります。途中というのは、いろんなことを試せる期間です。勉強方法を変えてみたり、思い切った作戦を立ててみたり、使ったことのない色遣いをしてみたりです。ところが、いつの間にか世の中は、途中にまで結果を求めるようになってしまいました。模試の結果は…。練習試合の結果は…。そしていつの間にか子供たちは失敗を恐れるようになってしまいました。「思い切ってやってみな!」と言っても、「でも失敗したら怒られる。」という感じです。途中で失敗しておくことは、最後に成功するための糧になると思っていろんなことを試してもらえたらと思います。
4月23日(水)更新
なりたい職業を考えるとき、好きなことや適性から考えることが多いですが、まったく違う方法で高校生と考えてみました。25歳になった自分が歩いているとしたら、どんな服装でどんなふうに歩いているかを想像してもらいました。その生徒は女の子でしたが、服装はズボンをはいていて、歩き方はタッタッタという感じということでした。どこに向かって歩いているかを考えてもらうと「駅」で、何に乗ろうとしているかは「新幹線」。そこで、じゃあ何のために新幹線に乗るのかを考えて、経営コンサルタントの仕事で、全国を飛び回っているところまでたどり着きました。本当にそうなりたいと思っているかどうかはわかりませんが、潜在意識を利用して自分をシミュレーションしてみるのも一つの方法です。
4月16日(水)更新
「自動車の性能について、話し合って考えましょう。」突然こんなことを言われても、多くの人は、何を考えたらいいのかさっぱりわからないと思います。車の性能についての基礎知識がなければ考えることはできません。「考えましょう」と言われたから考えられるものではないということです。新年度になって、学校教育が「考える学習」になってきています。いいことだとは思いますが、それは、基礎的な力を持ったうえで成立することです。いきなり「○○について考えて、グループでまとめましょう」と言われても、生徒たちは困るということに、学校が気づいてくれるといいなあと思っています。
4月9日(水)更新
予習とは、次に学ぶところを前もって学習することですが、習っていないことを学習しておくことは、そんなに簡単ではありません。ですから生徒たちは、復習はするけど予習はしないということになっています。そこで予習の考え方を「わからない所がどこかを知っておくこと」に変えてみましょう。前日に明日やる予定の教科書を読んで、わからない所をチェックしておくことです。「何だこれは?」という所です。そうしておけば、学校の授業で先生がそこについて話し始めたときに、「あっ!ここだ!」と意識して聞くことができます。何がわからないかを知らないでただ説明を聞いていたのでは、大事なことを聞き逃すかもしれませんが、わからないポイントを知っていれば、授業を聞く意識が変わります。やってみてください。
4月2日(水)更新
高3まで担当していた生徒と電話で話をしました。卒業旅行でバリ島に行って、「教科書に書いてあった世界を見てきた」と言いました。バリ島は貧富の差が大きくて、豊かな都市部は日本と変わらない様子ですが、少し離れると小学生くらいの子がバイクに乗って働いていたり、幼稚園くらいの子が「お金ちょうだい」とでも言うように手を差し出してきたりしたそうです。「当たり前だと思っていた生活が、当たり前じゃないんだと思った。」と話してくれました。18歳になってバイトも始めて、クレジットカードを作ったそうです。自分で自由に買い物ができるようになったけど、責任も感じると言っていました。「高校生のうちは、まだ高校生だからっていう甘えが通用してたけど、『大学生』って、見られ方が違う」とも言っていました。ちょっとの間に随分成長していました。
3月26日(水)更新
英単語を1,000個覚えようと思えば、大変だと思うし、無理だと思ってしまうかもしれません。でも、1日3個の単語を覚えようとして、それを毎日やれば1,095個になります。1日3個です。朝、覚えようとする単語を3個選んでメモします。そのメモを目につくところに置いて、あとは1日中そのメモの単語を見ておくことです。時間があれば書いてみてもいいです。1日中3個の単語を見ていれば覚えることはできます。あとは、このことを毎日続ける意思があるかどうかです。労力としてはたいしたことではありません。たった3個の積み重ねで、1,000個の単語力を手に入れることができます。積み重ねの力を信じてやってみてください。
3月19日(木)更新
高校生の女の子で、塾の授業で物理をしている生徒がいます。実は、その生徒は、学校の授業で物理を習っていません。普通塾では、今学校で習っていることについて、さらに学習をすることが多いので、珍しいことです。どうしてそうなったかというと、その生徒は、自分が将来やりたいことのためには物理的な考えがいると思っていて、ところが、学校のカリキュラムの中に物理は入ってないので、塾でやりたいということでそうなりました。週1回、塾の授業でだけやっている物理ですが、自分がやりたいと思ってしていることなので、よく理解をしてくれるし、1度やったことをよく覚えていてくれます。これもひとつの学習の形です。
3月13日(木)更新
生徒がYouTubeの話をしてくれました。ある女子中学生が、髪を染めピアスをして学校に行こうとしていて、学校から、髪の色を黒にしてピアスも外さなければ登校を許可しないと言われたことに対して、その父親が、「みんな同じがいいなんていう教育をしているから、日本の教育はダメなんだ。自分は、娘の個性を守る」とYouTubeにあげて、一定の賛同を得ているような話でした。この父親は、大きな考え違いをしています。髪を染めピアスをして学校に行くなんて、女子大生のほとんどがしています。そんなことは何の個性の表現でもありません。中学生がそういうことをしていたら、もの珍しいだけの話で、「個性」ととらえるなんて、勘違いもいいとこです。もし個性があるとすれば、守らなければいけない校則を破っても平気という個性です。40キロの制限速度の道を100キロで走って、「おれの個性だ」と言っているようなものです。
3月5日(水)更新
例えばテニスで、サーブの打ち方を教えてもらったら、その後練習をします。サーブがうまくなるように。勉強も同じで、学校や塾でやり方を教わったら、その後練習しなければ出来るようにはなりません。ところが、学校や塾では授業時間に限りがあるので、十分に練習をしないまま帰ることになります。ですから、家に帰ってから練習をしなければなりません。テニスの練習なら、教わった後みんな練習をして帰ることになるので、みんなある程度はできるようになりますが、勉強は、家に帰ってからの本人の意志なので、するかしないかで大きな違いになります。「教わったけど練習はしない」というスポーツはありません。勉強も同じように考えましょう。
2月26日(水)更新
昨日は公立高校の前期選抜の合格発表がありました。合格したという報告もありましたが、特に普通科は倍率が高くて難しいので、残念だったという報告もありました。3月7日が中期選抜なので、あと10日間頑張らないといけませんが、そこでみんなが合格を勝ち取ってくれたらと思います。生徒の一人が「前期で受かるか中期で受かるかなんて、関係ないやんな!?」と言いました。その通りです。高校に入ってから、前期で合格か中期で合格かなんて、何の関係もありません。単に合格の手段が違うだけです。中期を目指す生徒には、あと10日間、やるべきことをやって、いい準備をしてもらえたらと思います。そのための手助けなら、いくらでもします。
2月19日(水)更新
「感情は勉強の邪魔をする」という話を生徒にします。特に受験生にです。数学をしていると面倒な計算が出てきます。「めんどくさ」と思います。英語をしているとわからない単語が出てきます。「もう、こんなん無理」と思います。国語をしていると、意味の分からない文章が出てきます。「だる」と思います。つい思ってしまう気持ちはとてもよくわかります。でも、出来るようになりたい、分かりたいと思っているときに、この感情は邪魔です。こんな感情は、何の役にも立たないし、やる気をなえさせるだけです。「なぜ機械はミスをしないか?」「機械には感情がないから」という話も合わせてします。勉強の時は感情を抜いて、ただ単純に目の前の問題と向き合ってもらえたらいいなあと思っています。
2月12日(水)更新
芸大を目指している生徒と美術の話をしました。「色彩が難しい」「色をどう使っていいのか分からない」と生徒が言いました。どんなことでもそうですが、悩んでいるときは、全体像が見えなくなります。例えば絵を描く時、どんな絵にするかが目的で、色の使い方はその手段にすぎません。ところがそれに困ってしまうと、いつの間にか色をどう使うかが目的になっています。勉強も同じで、覚えたり出来るようになることが目的で、ノートに書くことや読むことはそのためのただの手段です。それがいつの間にか目的のようになってしまって、覚えてもいないのにノートに書いたことで満足しています。どんなことでも、「何を目的にしているのか」を忘れないようにしましょう。
2月5日(水)更新
「どうせ英語使わんし」とか「ルートなんて知らんくても生活できるし」ということをときどき耳にします。こんなことを、勉強をやらなくてもいい理由に仕立て上げています。ところが、そう言っていた生徒も、入試が近づいてくると勉強をし始めます。自分が希望する進路に進むためには、入試に合格しなければならないと気づくからです。正しいと信じ込もうとしていた勉強をしなくていい理由など、入試を前にしたら何の役にも立たないとようやく気づいてくれます。中3になって気づいて頑張ってくれるなら、もちろんそれでいいのですが、できるならもっと早く気づいてしっかり準備が出来る状況であってほしいと思います。勉強をするということは進路を開くことだと思ってがんばりましょう。
1月29日(水)更新
「弥生人はすごい」という話を生徒にします。弥生時代と言えば米作りが伝わってきた時代です。社会の授業では、縄文時代は狩りを中心とした暮らしで、弥生時代になって稲作をするようになったと習います。この社会の授業ではとても大事なことが抜けています。それは、弥生時代には文字がなかったということです。弥生人は、渡来人から何語かわからないような言葉で米作りを習い、文字で記録することなく技術を習得して、作り方を覚えました。つまり、言葉を音として覚えたわけです。私は、これが言葉の本質だと思っています。まず音で覚える。その後で文字にしておく。ところが今の生徒たちは、まず文字で書きます。学校もまず板書を写させます。覚えるのはあとでいいと言わんばかりに。一度も声に出して言うことなしに言葉を覚えようとさえしています。何かを覚えようとするなら、声に出しながら覚えましょう。忘れない記憶になります。
1月23日(木)更新
かつての教え子が結婚をして子供ができて、その子が4月から小学校に入学するそうで、「長女が時計でつまずいています。幼稚園でもやっているみたいですが、あまりわかっていないみたいで。私もどういう風に教えたらいいかわからなくて困っています。何かおすすめの教材などあれば教えてもらいたいです。」というLINEがきました。本屋に行けば「入学準備」というワークが売っていて、その中には時計の読み方もあるので教えましたが、本当は、生活の中や遊びの中で学習できる方がいいので、アナログ時計で遊びながら学習する方法を教えました。数字の大小でも、1から10まで言うときに、小さい声からだんだん大きい声にして言うと、いつの間にか1. 2 …は小さくて9. 10は大きいって思えるようになることなど、知らせました。自分が教えていた生徒が、子どもの勉強のことで質問してきてくれて、不思議な感じでしたが嬉しかったです。
1月15日(水)更新
年末に、1980年代から90年代にかけてのJR東海のクリスマスエクスプレスのCMをYouTubeで見ていました。女の子が、新幹線でやって来る彼を迎えに行くというストーリーのCMです。待ち合わせの時間に遅れそうなのか、女の子が駅のホームまで走っていたり、彼と行き違いになって走り回って探していたり、懐かしい思いで見ていましたが、ひとつ気がつきました。スマホを持っていません。いちいち連絡が取れない時代だから、ドキドキしたり心配したり、今よりもずっと相手を想像していたと思います。携帯やスマホを持つようになって便利にはなりましたが、経験できない感情というものも出来てしまいました。国語の基礎として当時の人たちがどうだったかを生徒に話していかないといけないと思いますが、同時に、スマホを通してコミュニケーションをしている今の子供たちの考え方や感情を大人も理解していく必要があると思います。
1月8日(水)更新
問題文をよく見ない生徒に、「見る」ということについて話します。
「眺める」「見る」「観察する」どれも見ることですが、意志の強さが違います。「なんとなく眺める」「よく観察する」という感じです。問題があれば、おそらくみんな問題文は見ています。ただ、どのレベルで見ているかは、人によって違います。なんとなく眺めている程度では、気づけることにも気づけません。「この問題を解きたい。分かりたい。」と思って見ることです。観察するレベルで見る。大切なのは意志の強さです。やろうとする。分かろうとする。覚えようとする。そう思ってすれば結果は変わってきます。せっかく時間を使って勉強するのなら、やってよかったと思える時間になるように、意志を持って勉強しましょう。