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教務部長からの一言宇治市の個別指導の明塾 宇治/城陽/久御山 無料体験実施中!無料送迎致します!小学生・中学生・高校生対象 

教務部長からの一言

 

mashiko
気づかせる教育

問題の意味を理解する力、問題の言葉から考えられる知識を頭の引き出しから出す力、引き出した知識を組み合わせて問題を解く力。この3つの力を付けるのが「気づかせる教育」です。
「この問題が出来るか」が大切なのではなく、そのような問題が出たときに、自分で考えを作って解けるかが大切です。

 

~生徒のみなさんへ~

テストのときには、お父さんもお母さんも友達も塾の先生も、何の役にも立ちません。頼りになるのは自分だけです。難しい問題があったとき、努力をしてきて考える力のある自分と、あまり勉強をしていなくて考える力のない自分と、どっちが頼りになりますか?困ったときに頼りになる自分になりましょう。

 

8月7日(水)更新

夏休みも半分を終わろうとしています。学校の課題や、やろうと思っていたことの進み具合はどうですか。あと半分あると思って油断していると、あっという間に終わってしまいます。塾も来週1週間は休みです。そして、その休みが終わると、1週間で夏休みが終わります。夏休み最後の1週間は、2学期の予習のための期間です。その時にまだ夏休みの課題をしているようでは、2学期を出遅れてしまいます。いい準備をして2学期を迎えられるように今から考えて、やるべきことをやっていきましょう。

 

8月1日(木)更新

「ダメなことさえ認める。」私が生徒に対する時に心掛けていることです。人は、自分を認めてくれる人には心を開きます。反対に、自分に否定的な人には心を閉ざします。講師として生徒に対する時、心を閉ざされてしまっていたら、いくらいいことを言っても、生徒の耳には入っていきません。もちろん心にも届きません。私の声を生徒に届けたかったら、まず先に私が生徒を認めることだと思っています。テスト前日にゲームをしていたとしても、「そうだよなあ、ゲームは楽しいからなあ。」と認めてあげます。そのうえでゲームと勉強のバランスを聞いてみると、“認めてくれる先生”には、思っていることを素直に話してくれます。そこで、私が何かアドバイスをすれば、生徒は聞き入れてくれることになります。誰だって、自分を認めてほしいと思っています。

 

7月24日(水)更新

だらだらと続く上り坂を走る時、調子がいい時は坂の上をしっかり見て、“あそこを目指すぞ”と思います。調子がよくない時は、先を見てしまうとつらいので10m先くらいに目線を集中させます。自分が目指す先を見るということはとても大切なことです。先を見て、今何をすればいいのか考えることが出来るからです。ところが、その先がとても遠かったり困難だったりすると、先を見るのがつらくなります。心が折れそうになったりします。そんな時は先を見るのをやめて、今自分がやるべき一つ一つのことに目を向けて集中します。それは必ずゴールにつながっています。

 

7月17日(水)更新

消しゴムを忘れた生徒に私のものを貸してあげるとき、わざと「間違わなければ消しゴムはいらんで」と言いました。生徒は「むかつく!」と笑いながら言いました。・・・そうです。消しゴムは、人が間違うことを前提とした商品です。間違わない完璧な人間ならいいのですが、そんな人はいません。みんなが間違うとすれば、大切なのは「修正力」です。ただ答えを直す人。「なんで違ったんだろう」と原因を考えながら直す人。そもそもこんなやり方じゃダメなんじゃないかと、やり方そのものから考え直そうとする人。勉強でも普段の生活でも、思った通りにいかないことはたくさんあります。その時に、ダメだと投げ出してしまうのではなく、どう修正していこうかと考えてもらえたらいいなと思います。

 

7月10日(水)更新

掃除をしなさいと言われて仕方なく磨いた床と、きれいにしようと思って自分の意志で磨いた床。同じように磨いても、きれいさの加減は全然違います。命令された方は、「磨けばいいんでしょう」と思いながら“磨く”という行為をしただけ。きれいかどうかのこだわりはありません。自分の意志で磨いた方は、あっちの汚れこっちの汚れを見つけ出し、どんどんきれいにしていきます。そしてピカピカにします。同じような姿に見えても、している人の中身は違います。意志を持った人には良い結果がついてきます。あなたは、どっちの人ですか?

 

7月3日(水)更新

今回の期末テストの結果があまり良くなかった生徒が、「次のテストは、テスト3週間前から頑張る。」と言いました。「3週間前から本気になる。」と。そこで私は、テスト直前でも、特別にテスト勉強をしない生徒の話をしました。常に勉強をしていてテスト前にはほとんどのことが出来るようになっているから、テスト前に慌てて勉強はしないと。・・・定期テストの1週間前くらいに学校からテストの範囲表が配られるので、「テスト勉強はテスト前にするもの」といつの間にか刷り込まれている気がします。「その日のことをその日の内に解決する」という基本をしていれば慌てなくて済みます。普段、勉強の手を抜いていて、テスト前に120%の力で寝る時間も削って勉強をしている姿を、「頑張っている」と思わないようにしましょう。80%の力で常に勉強している方が、「頑張っている」です。

 

6月26日(水)更新

「友達は、テストの答案をこれ見よがしにひけらかした。その子は友達ではあるけれど、そういう所はいけすかない。」・・・ある生徒が、「友達がなー、テストの点、わざと自慢して見せてくるねん。その子って友達なんやけど、そういうとこは嫌やねん。」と言ったのを、国語的な文章にしてみました。生徒が言った言葉ならとてもわかりやすいのに、「これ見よがしにひけらかした。」「いけすかない。」などと言われると、とたんに難しくなります。生徒たちの国語の分かりにくさの根本がここにあります。意味の分からない言葉が本文の中にいくつもあれば、そもそも本文をきちんと理解できないので、問題にも答えられないということになります。自分の生活の中に無い言葉を知る努力をしましょう。例えば、国語辞典を読み物として読みましょう。

 

6月19日(水)更新

今、全校集会の真ん中に立っているとして、「あなたが何かをつぶやいた」という情景を思い浮かべて下さい。何人の人に聞こえたでしょう?つぶやいた言葉をだれかが聞き取ることは出来たでしょうか。次に、「あなたが何かを叫んだ」という情景を思い浮かべて下さい。今度は、みんながあなたの言ったことを聞き取り、あなたの方を見るでしょう。名前は分からなくても、“今叫んだのはこの人”とばれてしまいます。つぶやくことには、どうせ聞こえないだろうという安心感があり、しやすいものですが、叫ぶことには勇気も責任もいるので、しにくいものです。これが、「つぶやく」と「叫ぶ」の違いです。「Twitterでつぶやく」“つぶやく”という感覚で発信しているのに、実は“叫んでいる”のと同じ。この感覚のずれが、人を傷つけたりしている気がします。「Twitterで叫ぶ」と最初に表現していたら、みんなもう少し考えてから発信していた気がします。

 

6月12日(水)更新

熱を測ったら39.0度。これは大変です。でも同じ39.0度でも、熱が上がり続けている時の39.0度と、下がり始めてからのそれとでは評価は違います。38.5度が39.0度になったのなら心配です。さっきまで39.5度だったのが下がってきたのならちょっとホッとします。大切なのは39.0度ということではなくて“変化”です。勉強も同じで、テストの結果が70点として、どういう変化の中の70点かということです。頑張ろうと思ってやりだしたからといってすぐに結果に表れるとは限りません。思ったほどの結果ではない70点かもしれません。でも「なーんだ、ダメじゃん。」なんて思わないで下さい。頑張ろうと変化している自分を大切にして下さい。お父さんお母さん、子供の変化をしっかり見て、変化を喜んであげましょう。

 

5月29日(水)更新

生徒たちは、ときどき塾の宿題を忘れてきます。ただし、この“忘れる”にはいろいろあります。やったけど持ってくるのを忘れた。そもそも宿題があることを忘れていた。宿題があるのは分っていたけど事情があって出来なかった。面倒だからやらなかった。という具合です。私は、忘れてきた生徒に言い訳をさせます。どんな言い訳をされても私は怒らないので、生徒たちは正直に言ってくれます。例えば「忙しくて時間がなかった。」と。そう言われたら、生徒から1週間の様子を聞いていきます。すると、実は時間はあったことがわかります。なかったのは「やる気」です。正直に言ってもらって、そこから考えてもらう。大切なプロセスです。

 

5月22日(水)更新

カッターナイフで紙を切ったり木を削ったりするとき、カッターナイフを“便利な物”と思いながら使いますか?それとも“危ない物”と思いながら使いますか?おそらく、多くの人は“危ない物”と思いながら使うはずです。ケガをしないように気をつけながら。では、どうしてそうなのでしょうか?それは、形が怖いからです。いかにも切れそうな刃を見たら、簡単に“危ない物”と思うことが出来ます。では、車はどうでしょうか?カッターナイフのように危ない形をしていません。危ない形をしていないので、“便利な物”と思うことはあっても、なかなか“危ない物”と思うことが出来ないのです。危なくない形のものには、「危ない」と思う想像力が必要です。自転車でもスマホでもゲームでも、危なくない形に潜んでいる危険を想像できる人になってほしいと思います。

 

5月15日(水)更新

社会の宿題に次のような問題があったとします。

「江戸時代のはじめ、海外渡航の許可状を持った船が、東南アジア各地の港を訪れおこなった貿易を何と言いますか。次の3つの中から1つ選びなさい。」

①朱印船貿易  ➁南蛮貿易  ③勘合貿易

わからなければ、当然調べることになります。江戸時代の貿易について教科書をペラペラめくっていくと、「朱印船貿易」と出てきます。

「出来たー!答えは①」

でも、これで終わったのでは、答えを見つけただけで勉強をしたとはいえません。この宿題には必要のない残りの2つも調べて覚えようとすることが勉強です。そうしておけば、別のときに、残りの2つのことが問題に出たときの力になります。

 

5月8日(水)更新

「ここから1㎞歩くよ。」と言われた時、遠いと感じますか。それとも近いと感じますか。「1時間勉強して。」と言われたら長いですか、短いですか。この感覚的なものさしになるのは、“これまでの自分”です。これまでの自分がどうしてきたかで、遠くにも近くにもなり、長くも短くもなります。では、「今、勉強頑張っていますか?」と聞かれた時のものさしはなんでしょうか。これは“これまでの自分”ではありません。30分勉強をしていた人が1時間して、それを頑張っていると言うとしたら、ものさしは“これまでの自分”と思ってしまいますが、違います。ものさしになるのは、“目標”です。例えば、80点を取るぞ!と目標を立てた時、そうなるためのことをしていれば頑張ってるし、していなければ、そうではないという感覚です。もう少しで中間テストです。自分で目標を立てて、そうなるためのことをしましょう。それが「頑張る」です。

 

5月1日(水)更新

今日から新しい元号「令和」が始まりました。新しい時代が平和であればいいなと思います。ところで、学校の歴史で○○時代ということを習う時、必ず、その時代の権力者や政治家がどうしたこうしたと習います。まるで、時代を作ってきたのが権力者や政治家のような感覚です。でも、「平成はどんな時代でしたか?」と聞かれたときに、政治家などの名前を挙げて答える人は、そう多くはありません。答えに出てくることを考えてみると、すべての人たち、動物も植物も、地球そのものも、もっと言えば宇宙だって時代に関わってきたとわかります。歴史に名を残すなどという大それた生き方ではなくとも、みなさんがそれぞれに精一杯生きることで、新しい時代は作られていくと思います。

 

4月24日(水)更新

“意志”は見えません。国語の授業のとき、とりあえず本文を読んでいる姿も、内容を理解するぞ!と意志を持って読んでいる姿も、見た目には同じです。英単語を5回ずつ書く宿題をするとき、ただ5回書いているだけなのか、覚えよう!と思いながら5回書いているのか、違いは見えません。その人が今、意志を持ってしているのか、何も思わずにしているのか、している姿からは見えません。ところが、テストをしてみるとその違いははっきりと見えてきます。単語テストなら、「書くだけ」をしていた人は覚えていないから書けなくて、「覚えよう」と意志を持っていた人は書けます。見えない意志が、見える結果を生みます。

 

4月17日(水)更新

「練習をすればうまくなる。」「勉強をすれば賢くなる。」当たり前すぎるほど分かりやすい言葉です。誰もが分かっていて簡単な言葉なのに、そうならなくて、そう出来なくて、多くの人が困っています。原因は「すれば」です。練習はしんどいし勉強は面倒です。そんなことより楽しいことや楽なことがたくさんあるので、ついつい怠けてしまいます。結局は「怠けたい自分」との闘いです。やる前は「腕立て伏せはしんどいなあ。辞書で調べるのめんどうやなあ。」と思いますが、やった後は「おっ!筋肉ついた。あっ!賢くなった」と、ちょっと嬉しくなります。やった後のちょっと嬉しい自分を想像して、怠けたい自分と闘いましょう。

 

4月10日(水)更新

今週は入学式が続いています。おめでとうございます。早速、生徒達はいろいろなことを話してくれています。教科書が分厚くなって重たい話。初めての電車通学で、満員でギューギュー詰めと思っていたら、さらにそこにおじさんが乗ってきた話。担任の先生は隣のクラスの先生よりはイケメンではないけれど、優しい先生でよかった話。話を聞いていると、同じような出来事でも生徒によって受け取り方はまちまちで、やはり一つの価値観で考えてはいけないなあと改めて感じています。新年度、新しい1年、成長していきましょう。

 

4月3日(水)更新

けがをして痛い。虫歯が痛い。「痛い」のは嫌ですね。世の中から痛みなんて無くなってくれたらいいのにと思うことがあります。でも、本当に痛みが無くなったらどうなるでしょう。けがをしても痛くないのなら、気をつけるということをしなくなるかもしれません。虫歯が痛くないのなら、歯磨きをしなくなるかもしれません。人は「痛いだろうなあ」と想像するからこそ、そうならないように気をつけたり努力したりしています。遅刻したら大変だと思わなければ、時間にルーズになるし、0点取ったら大変だと思うから勉強もします。マイナスのことを考えるのは良くないと一般的には言われますが、マイナスのことを考えるからこそ、プラスに向いていくとも言えます。4月です。いろんな考え方で、前を向いていきましょう。

 

3月27日(水)更新

もうすぐ4月です。入学や進級を心待ちにしている人も多いと思います。わくわくすることがたくさんあるといいですね。ただ、あることに不安を抱えている人もいます。「自己紹介」です。知らない人たちの視線を受けて、自分のことを話すのが苦手な人です。「何を言えばいいんだろう。自己紹介なんてなかったらいいのに。やだなあ。」せっかくの入学や進級が憂鬱になってしまうのは残念なことです。うまく出来ればいいのはみんな分かっています。それが出来ないから苦しいのです。自己紹介の時、もしかしたら大きな声が出せない人がいるかもしれません。でも、その人はそれが苦手なだけです。どんなことにも、得意な人がいて、何とも思わない人がいて、苦手な人がいます。いろんな人がいることが普通のことだと思って、認め合える学校やクラスならいいなあと思います。

 

3月20日(水)更新

知識がなければ想像は出来ません。「想像上の生き物を描いて」と言われて、ありえない姿の魚のようなものを描いたとしましょう。魚のようなものの時点で、その人は魚を知っていて水を知っていて、変な位置に目を描いたとしても、生き物には目があることを知っていたことになります。魚のようなものに手足や羽を付けたとしても、手足や羽を知っていたということです。人は、知らないことを想像することは出来ません。ですから想像力を豊かにするためには、たくさんのことを知る必要があります。知識や経験は想像するための材料です。そして、想像力にいろいろな視点が加わることで、新しいものを生み出す「創造力」になります。

 

3月13日(水)更新

授業をしていたら、生徒が「でも私、要領が悪いんです。」と言いました。これは、テストのためのプリントまとめの話をしていた時の会話です。私は、すかさず「要領が悪いのもいいんじゃない。」と返しました。もちろん、合理的に効率よく出来るのはいいことです。でも要領が悪くて、いちいち教科書や何かで調べて、もしかしたら余分なことまで調べたり書いたりして時間がたくさんかかったとしても、そのせいで、合理的にやっていたら触れることのなかった言葉や知識に触れるとしたら、否定はできません。まとめ勉強にとっては無駄と思われることが、その人にとって本当に無駄かどうかは、後になってみなければ分かりません。すぐに点数になって表れない一見損のようなことでも、それも勉強だと思えば、いいことのように思います。

 

3月6日(水)更新

以前担当していた生徒が昨年末に出産をして、先日、里帰りして来たので会うことになり、行って来ました。赤ちゃんを抱かせてもらっていたら、しばらくしてすやすやと眠ってしまいました。ちょうど眠くなるタイミングだったとはいえ、安心した顔で私に抱かれて眠っている赤ちゃんを見て、嬉しくなりました。それからしばらくは、赤ちゃんを抱いたまま、塾生だった当時の話などをして楽しい時間を過ごしました。こういうことがあるのも、講師という仕事をしている喜びの一場面です。

 

2月27日(水)更新

“セラピー犬ベイリー”のドキュメンタリーを見ました。正しくは「ファシリティドッグ」といい、専門のトレーニングを受けて、ひとつの病院に医療スタッフとして常駐して、毎日、医療行為に関わります。セラピー犬のことは知っていましたが、ファシリティドッグのことは知らなかったので、私にとって初めての世界です。重い病気と闘う女の子との関りを中心にした番組で、つらい闘病の中で、“ベイリー”に癒されている女の子の様子がとてもよくわかりました。手術の後2週間、1滴の水も飲めない女の子が苦しさと闘う様子を見て、世の中で「たいへん」という一言でくくられてしまうことが、その人にとってはひとつひとつが具体的で、みんなが知ることのない「たいへん」がいくらでもあることを感じました。

 

2月20日(水)更新

目標を立てた時にするべきことは“逆算”です。目標を達成した自分を想像して、そこから今の自分まで戻していきましょう。今何をするべきか、どの時点でどうなっていなければならないかが分かります。目標と今の自分との高低差を考えましょう。いつまでにそうなりたいのか、時間を考えましょう。そうすれば急激な変化が必要なのか、緩やかな変化でもいいのか気づくはずです。目標達成のために、今、何をどれくらいどうするのか、具体的に考えましょう。目標を立てた後大切なのは、イメージで考えるのではなくて、具体的に考えることです。

 

2月13日(水)更新

「ずっと寝ているうさぎ」という話を生徒としました。うさぎは、小さい頃、ぴょんとひと跳びすれば、かめの何十歩分も進む自分を見て、すごいうさぎだと思っていました。ぴょんぴょん跳んで大きくなって、やがて“休む”ということを覚えました。ずっと後ろにいるかめを見てまだ大丈夫と思い、どうせひと跳びすればすごいんだから寝ていてもいいと思ってしまったのです。そして後ろにいるかめばかり気にして、自分の進むべき前を見なくなってしまいました。本当は、ひと跳びくらいじゃどうにもならない“けわしい前”が待っているのに、それに気づかないで、ずっと寝ているうさぎ。私はうさぎの目を覚まさせたいと思っています。

 

2月6日(水)更新

箱の中が空っぽなのに「入っている。」とは言えません。1個でも入っていれば「入っている。」と言えます。10個入っていることが「まあまあ入っている。」というのだとすれば、100個入っていれば「いっぱい入っている。」と言えます。これが“自信”です。自信がないのなら、自分の中に1個でも多く入れましょう。1個入れれば1個分の自信です。10個くらいじゃまだ“自信”とまでは言えなくても、50個くらい入れば「自信がついた。」と言えるはずです。何かに頼って待っていても自信はつきません。苦しくても努力して、自分から自信をつかみにいきましょう。

 

1月30日(水)更新

「どうせ言ったってわかってもらえないし。」子供たちが、いろんな場面で口にする言葉です。どうして、“わかってもらえない”と思うのでしょうか。原因は聞く側にあります。聞く側が、「自分」や「普通」を基準に話を聞いてしまうと、それを物差しにしたことを言ってしまいます。話を聞いてほしかった子供は、自分の状況や自分の苦しさを聞いてほしかったわけですから、そんな“正しい答え”を言われても、「わかってもらえない。」となる訳です。話を聞いてあげるときに大切なのは、相手の立場で考えてあげることです。つまり、“自分基準”ではなくて、“相手基準”です。

 

1月23日(水)更新

絵を描くのがうまくなるための方法に“模写”というのがあります。うまい人の絵をそっくり同じように描くことで自分にはない表現の感覚をつかみ、その技術を覚えることが出来ます。これを勉強に当てはめてみるなら、賢い人はいったいどんな勉強をしているのかを見て、真似してみるということになります。ノートの書き方や使い方はどうしているのか。時間の使い方はどうしているのか。1冊の問題集をするとして、どんなやり方をしているのか。それを真似してみる。うまくいくことがあるかもしれません。

 

1月16日(水)更新

分からなかったことが分かって嬉しいと思う感覚はとてもいいことなのですが、それで満足してしまうのは時として危険です。「分かった」というのは、その問題の考え方や答えの求め方が分かったにすぎません。それと似た問題が出た時に自分ひとりで出来るかどうかは、また別の力です。例えば、今日分かったことがあったとして、それが2週間後のテストでも出来るかどうか、これが大切なことです。「あの時は分かっていたのに、テストでは出来なかった」というのは、分かったことに満足してしまっていたからです。分かったくらいで満足しないで、何回も自分ひとりで出来るか練習して下さい。社会のように覚える教科なら何回も思い出して下さい。そうすれば結果は出ます。

 

1月9日(水)更新

明けましておめでとうございます。新年を迎えて、それぞれが今年一年の平穏や幸せを願ったことと思います。みなさんが幸せになってくれたらと願っています。ただそうは言っても、1年の中には、ケガをしたり病気になったり思いがけない出来事があったりして、いつも幸せなんて言うことはそうはありません。そんな時、私は「笑う」ことを考えます。笑えるって幸せなことだと思います。もしかして今日は大変だとしても、「明日笑える」「明日笑えるかも」そう思えるなら、それは幸せ。そんなふうに思います。私は講師として、みなさんを笑顔にしたと思っています。

 

12月26日(水)更新

「今年はどうだったかなあ」と考える時期になりました。良かったこと、楽しかったことが多かった人はいいですね。自分の努力や素敵な人に囲まれていたおかげだと思います。逆に良くないことがあった人。もし、反省することがあるなら反省しましょう。でも、反省した後は前を向きましょう。きのうに戻れる人は誰もいません。きのうのことを悔いていてもきのうを変えることは出来ません。今自分に出来ることは明日をいい日に変えることです。そのために努力がいるなら惜しまずしましょう。来年が皆さんにとって良い年になりますように。

 

12月19日(水)更新

「普通」という言葉は「標準」という感覚で使われることが多くあります。「普通〇〇だよね。」と言う時の感覚です。ところが、たくさんの人と関わっていると、「普通」が、実にばらばらだと気づかされます。学校から帰って、3教科くらいは勉強しないとと思っていて、1教科に30分かかるとすれば、毎日1時間半勉強するのが普通になります。くつろいで、テレビを見て、ゲームをして、残った時間が20分だからその時間だけ勉強をするなら、それがその人の普通になります。そして、この「普通」の違いが、結果の違いを生みます。標準と思っている「普通」は、自分の都合に合わせた「普通」かもしれないと思ってみましょう。

 

12月12日(水)更新

「げんこつおじさん」と呼ばれるたこ焼き屋さんがいます。子供だけにたこ焼きを売っています。小学生は「10円」です。そのおじさんは、昔、お金がなくてたこ焼きが買えないでいた時、「お金はいらないから」と言ってたこ焼きをもらえたことが嬉しかったので、今そうしているようです。このおじさんのすごさは、子供たちのお金の払い方にあります。「げんこつ箱」というくじ引きをするような箱に子供たちは10円を握ったまま手を入れて、箱の中で手を開きます。箱の中にはタオルが敷いてあって、10円を入れたかどうかの音がしないようになっています。「お金はいらないから」と言われたのが恥ずかしかったので、本当は10円がなくても気にしないで食べられるようにという心遣いです。優しさの深さを感じました。

 

12月5日(水)更新

先日、高校生と話していました。「人から何か言われたり、がっかりするような結果が出たりすると、すぐへこんでしまう。」と、その高校生は言いました。私は「空箱に外から何かが当たるとへこむよな。でも、その箱がいっぱい詰まっている箱だったら、何か当たってもへこんだりしないで。」と答えました。“空箱”は言い過ぎですが、自分の中に経験や考えがたくさん詰まっていれば、いろんな解釈や対応が出来るので、へこみにくくなります。経験がもし嫌なものだったとしても、自分を強くするという点ではいい経験かもしれません。経験と考え方をたくさん自分に詰め込んで、簡単にはへこまない人になりましょう。

 

11月28日(水)更新

ある人にある物を見せました。その人は「〇」に見えたので、「円」と答えました。同じ物を別の人に見せると、その人は「□」に見えたので、「正方形」と答えました。実は、ある物とは円柱でした。ある人は真上から、別の人は真横からだけ見ていたので、円柱とは気づけませんでした。偏った見方をしていては、本当が見えないといういい例です。たとえ斜めから見たとしても、斜めの角度によって見え方はいろいろです。たった1つの円柱でさえ、あらゆる見方をしなければ本当の形は見えてきません。一番困るのは、〇に見えたから「円」と答えた人が、間違っているわけではないので、いつまでたっても、自分は偏った見方しかしていないことに気づかないことです。「別の側から見てみる。」大事なことです。

 

11月21日(水)更新

小学生の時、「水は100度で沸騰して水蒸気になる」と習いました。今も、4年生の理科でそう教えています。私がこのことを学習した時、水は100度にならないと水蒸気にならないと思っていました。ところがある時、「あれ、何で水たまりの水は、沸騰してないのに水蒸気になって無くなったんだろう?」と思いました。同じように、洗濯物も沸騰していないのに、水蒸気になって乾くと気づきました。理由がわかったのは、それからずっと後のことで、水の分子の運動を習うことで解決しました。そして勉強をすることで、“どんなことにも理由がある”と考えるようになりました。

 

11月14日(水)更新

夏、火事がありました。当然、消防士は出動しました。とても暑かった夏に、防火服だけでも10㎏くらい、空気ボンベなども入れると全部で20㎏にもなる装備で、消防士たちは火の近くで何時間も活動をしました。自分のしんどさを犠牲にする訓練をしている人たちだから出来ることです。自分が「しんどいなー」と思った時、こういう人たちがいることを思って、「本当に自分はしんどいのかなあ」と1回考えるようにしています。もちろん、本当にしんどければ休まなければなりませんが、案外「まだやれる!」と元気になったりもします。

 

11月7日(水)更新

「出来るだけ頑張る」「時間を見つけて勉強する」こんな抽象的な感覚で勉強ができる人は、意志がとても強い人です。普通は、目標を達成するためには、具体的に目指すものが必要です。90点以上が目標なら、範囲の教科書やワークやプリントは完璧であること。70点以上が目標なら、発展的内容以外は完璧でいくつかの発展的なものも出来ること。このことを「完璧でなければならない。」「出来なければならない。」と表現したときに、明確な自分のするべきこととなります。なんとなく勉強するのでは結果は出ません。苦しいかもしれませんが、望む結果に合わせたプレッシャーをかけて勉強しましょう。

 

10月24日(水)更新

赤ちゃんに話しかける時、自然と高い調子の声になります。理由など考えることなく、当り前のように高い調子の声になります。発する言葉とは別に、声そのものが情報ということをみんなが知っている証拠です。ところがスマートフォンの普及で、LINEやTwitterなどでコミュニケーションをとることが多くなり、声を使うことが減っているように思います。声のない活字のコミュニケーションです。どれだけユニークな表現をしたとしても、声が持つ情報は伝わりません。活字のコミュニケーションは時に誤解を生みます。「いいよ」というひとつの言葉も、声にすれば数えきれないほどの「いいよ」になります。もっともっと声でコミュニケーションをしましょう。

 

10月17日(水)更新

高校生くらいになると、受験に必要のない教科の勉強をするのが苦痛になります。特にテスト前になると、「こんなんするのいやや。」とか、「なんでしなあかんの。」とか言ったりしています。どれだけ嫌そうだったとしても、私は、やっている姿をほほえましく見ています。世の中に出れば、理不尽なことがたくさんあります。どんなに理不尽なことでも逃げるわけにはいかないとしたら、向かっていくしかありません。その理不尽さと闘う練習を今、していると思って見ています。たとえ嫌そうな顔でやっていたとしても、闘っているいい顔だと思って見ています。

 

10月10日(水)更新

一昨日、月齢28の月を見ました。姿がまったく見えなくなる新月の1日前の月です。午前5時。日の出前の東の空にわずかに光が入って藍色になった空に、糸のように細い月が輝いていました。丸い月の下の辺りが輝いていて、もうすぐ顔を出そうとする太陽が、「まだ見えないけど、ここにいるよ。」とでも言いたそうなくらいに、月を輝かせていました。陰になって見えないはずの月の暗い方も、赤紫がかった黒で、ちゃんと形を見せてくれていました。藍色の空と赤紫色の黒と細く光る月。あと1時間もすれば太陽の明るさで見えなくなってしまう月。この時しか見ることの出来ない美しさとはかなさを感じて、贅沢な時間をもらえた気分でした。

 

10月3日(水)更新

多くの小学校は先週の土曜日、雨で運動会が延期になっていて、今日が運動会でした。応援団長に立候補して張り切っていた子。組体操は痛いし嫌やと言いながらも、でもお弁当は楽しみと言っていた子。前日練習のリレーで、先生が軽めに走るようにと言ったのでそうしたら、みんなはすごく速くて、あれで軽めなら本番はどうなるんやろう?と言っていた子。運動会が得意な子もいれば、苦手な子もいます。いろんな結果があるにしても、それぞれが頑張った姿です。みんなが、たくさんの拍手をもらえていたらいいなあと思っていました。

 

9月26日(水)更新

“人間らしさ”とは何か?と考える時、例えば「感情が豊かである」などということが出来ます。泣くほど嬉しいとか、あきれるほどで笑えてしまうとか、複雑な感情を持つことも出来ます。ただし、勉強を感情で捉えると、なかなか大変なことになります。勉強を楽しいと感じたり、面白いと思ったりする人は少数です。嫌いだから、面倒だからやりたくないとたくさんの生徒が思っています。それでもやらないといけないともわかっています。だから勉強が苦しい。それならば、勉強に感情を入れるのをやめましょう。勉強は感情でやらない。機械のようにやる。こんなふうに考えて、まずは苦しさから抜け出しましょう。苦しさから抜け出せたら、もしかすると「案外面白い」という感情を持てるかもしれません。

 

9月19日(水)更新

昨日買い物をしていたら、石川県産の甘えびがとても安く売っていました。1パックにたくさん入っていて税抜き298円でした。すごく得をした気分で買って帰りました。ところが、塾から帰って、夜、食べるために甘えびの頭を外して殻をむきながら、この甘えびたちは1匹いくらなんだろうと考えてしまいました。甘えびは全部で、ちょうど40匹でした。計算すると1匹約8円です。買った時は安さを喜びましたが、殻をむきながら、“1匹8円の命”と妙なことを考えてしまいました。人間の“経済”がつけた価値が“値段”です。本当の価値は値段じゃないところにあるなあと考えたりしていました。

 

9月12日(水)更新

日曜日、京都府マーチングコンテストを見に行ってきました。中学校と高校の吹奏楽のマーチングです。演奏をしながら行進をして、隊列変換やダンスパフォーマンスもあり、見ていてとても楽しめました。だだ、演技をする生徒たちは歩調を完全にカウントしながら動いているわけで、たった一人の1歩のミスが演技を壊してしまうわけですから、相当の緊張感の中でしていたと思います。普段見ている生徒の顔とは違う顔がそこにはありました。私はそれを見るのが好きです。学校の顔、家の顔、塾の顔、部活の顔、みんながたくさんの顔を持っています。ですから、少しでも多くいろんな顔を見ることが出来たら、その人をより理解できると思っています。

 

9月5日(水)更新

ときどき趣味で走っていますが、夏休み中は時間がなくて走るのをやめていました。何もしないのもつまらないので、走る代わりに、短時間で出来る体幹トレーニングを毎日していました。夏休みが終わってまた走り始めましたが、以前より調子よく走れているような気がします。「時間がないから何もしないんじゃなくて、何か出来ることを考えてする。」これが大切だということを、身をもって感じています。1時間かけてする勉強もあれば、5分で出来る勉強もあります。時間がない時でも、何かをしましょう。必ずいいことがあります。

 

8月29日(水)更新

叱られる人の気持ちから、叱り方について考えてみます。叱られる人は、やってしまったことについて叱られるのは、仕方がないと思っています。でも、やってしまったことだけではなく、自分自身まで否定されると、「なんでそこまで言われなあかんの!」となって、素直に叱られる気になれなくなってしまいます。ですから、出来事を叱るようにして、人自身は否定しないようにしなければなりません。「嘘をつくのは、あかんよ。」は、出来事を叱っています。ところが、「あんたは、嘘つきやしあかん。」は、“あんた”自身を否定しています。主語が、出来事か人かの違いです。叱られる人は、感覚的にこの違いを察知して、素直に叱られたり、反発したりするのだと思います。人としては認めながら出来事を叱るということが大切です。

 

8月22日(水)更新

1985年に公開された「ベスト・キッド」という映画を久しぶりに見ました。高校生が空手家の老人と出会い成長していくというストーリーです。高校生は老人に空手を教えてもらうことになるのですが、まず老人が高校生にさせたのが、車のワックスがけです。何台もの車にワックスをかけさせますが、老人は、ワックスをかける腕の動きを教えます。実はこの腕の動きは、空手の防御の動きになっていて、たくさんの車のワックスをかけ終わるころには、防御の動きが身についているという具合です。30年前にこの映画を見た時、「関係ないと思うことから何かを得る」ということを考えるようになりました。関係があることから得られることは、今の自分の範囲内のことです。自分の殻を破ろうとする時ヒントになるのは、関係ないと思っていたことだったりします。興味がないと思うことや関係ないと思うことにも、気持ちを向けてみましょう。

 

8月8日(水)更新

ベトナムから日本に来たという18歳の少年と知り合いました。今、日本語学校に通っていて、将来は日本の大学に進学したいそうです。日本語や日本のことを学ぶために、私に「私は、先生とたくさん話したいです。」と言って、いろんなことを話してきます。ベトナムには両親と弟が2人いること、家族のことを考えるととても寂しいこと、でも将来は日本に住みたいことなど、覚えたての日本語なのに、よくわかるように話してくれます。私が知らない感覚の経験をしてきているこの少年から、何かを感じ取りたいと思っています。

 

8月1日(水)更新

私は40年前に、福島県の高校を卒業して京都に来ました。これだけを聞けば、京都に来るのが夢だったように思うかもしれません。でも本当の夢は他にあって、高3の夏にその夢を諦めて、そして京都に来ることにしました。夢を諦めて次のことを考える時、「諦めたことを納得できるだけの次のことを探そう」と思いました。当時、福島から京都に来る人はそう多くはなくて、“京都に来る”ということに、「次のこと」の価値を持たせていました。次のことに価値を持つことが出来たことで、夢を諦めたことにこだわらないで、次のことに集中出来ました。もし何かを諦めるようなことがあった時、「次のことに価値を見つける」ということをして下さい。

 

7月25日(水)更新

連日すごい暑さです。先日、自転車大好き少年と話をしていて、この暑さでは、自転車に乗るのも大変だということになりました。今、もし自転車に乗りたいなら朝5時です。日の出がちょうど5時くらいで、この時間ならなんとか涼しさを感じられます。「まだ人の少ない時間に自転車で走って、帰ってからシャワーで汗を流して1日が始まるなんていうのもいいんじゃない!」という話をしました。そのために夜9時くらいに寝てみる。これくらい大胆な発想でもして、夏休みを楽しみましょう。

 

7月18日(水)更新

猛暑、酷暑が続いています。私は熱中症について生徒と話す時、「頑張らないように!」と言っています。今の暑さは、頑張って何とかなる暑さではありません。学校の先生など、子供に関わる大人達が、みんな熱中症に対する正しい知識を持っているわけではありません。熱中症にならないための知識。子供たちの症状から程度を判断する知識。なってしまった時の応急処置の知識。子供に関わる大人達は、持っておくべきだと思いますが、必ずしもそうではありません。だとすれば、自分の身は自分で守らなければなりません。生徒達には、「先生にしんどいって言っても聞いてもらえない時は、倒れなさい。それくらいのことをしてでも、自分を守るように。」と言っています。命以上に守るべきルールも価値観もありません。

 

7月11日(水)更新

「休憩に勉強しな!」私がこう言うとほとんどの生徒があきれ顔になります。ガーっと勉強して休憩で資料集でも見る。「休憩で資料集なんて見たら休憩にならないよ」と言われます。私は、陸上競技のインターバルトレーニングをイメージしています。例えばトップスピードで200m走り100m歩く。100m歩くことは、止まっている人からすれば運動ですが、トップスピードで200m走った人にとっては休憩になります。「勉強が出来るようにはなりたいけど、特別な努力はしたくない」生徒たちの本音ですが、なかなかそうはいきません。もうすぐ夏休みです。今より少しだけ特別な努力を考えてみて下さい。

 

7月4日(水)更新

山に登る時、その山がどんな山か知らないで登る人はいません。高さは何mか、ルートは険しいのか緩やかなのか。それによって、心構えも必要な体力も準備するものも違ってきます。受験はこれと同じです。自分が目指す学校がどのレベルで、どんなことが出来なくてはならないのか、知らない訳にはいきません。もし知らないでただ頑張ったとして、その頑張りが目標に届かないものなら、意味のないものになってしまいます。目標とするものがどんなものなのか、しっかりと見て下さい。そして自分がそこにたどり着くための工程表を作って下さい。そのうえでの頑張りなら、結果につながるものになります。

 

6月27日(水)更新

“捨てられるための物を作る仕事”ということを考えたことがありますか?例えば扇風機を買ったとき、箱から出して新しい扇風機に目をキラキラさせたりします。そして、箱や梱包材はごみとして捨てられます。扇風機を作っている人は、人から喜ばれるものを作っているのに対して、箱や梱包材を作っている人は、捨てられるための物を作っています。でも私は、箱や梱包材をよく見ます。箱は、どんなふうにカットすれば効率的で強度があって資源の無駄にならないか、計算されているなあと感心します。梱包材も捨てられることを想定して、環境やごみ処理のことまで考えられていたりします。 表向きには注目されにくい仕事でも、すばらしい仕事があります。

 

6月20日(水)更新

高校の生物基礎では、今、遺伝子の学習をしています。DNAの構造や働きの学習です。ヒトの細胞の大きさは0.01~0.03㎜で、その中の“核”というものの中にDNAはあります。そんな小さなものの中にあるDNAの長さは2mもあります。そして、一人のヒトの細胞の数は60兆個なので、一人のヒトのDNAをつなぎ合わせると120兆m、つまり1200億㎞になります。地球から太陽系の一番外側の海王星までが44億㎞ですから、想像もつかない長さです。宇宙でも人の体でも、見えないものの世界のすごさを思うと、見えている世界というものが、いかに普通であるかと思わされます。

 

6月13日(水)更新

もし“7月1日までに提出して下さい”という文書があれば、多くの人は、まだ半月あるから急がなくていいなと思います。ところが、“あさってまで”と言われれば、明日提出しておこうという気持ちになります。ある程度の制限や縛りがあるということが、しなければいけないという動機になるということです。2週間後にワーク提出というような課題があるとしたら、余裕があると思うのではなく、いつまでにどこをするかを決めて付箋を貼ったりして、そうしなければならないというように自分を縛って下さい。なまけてしまいそうな自分をコントロールしましょう。

 

6月6日(水)更新

テレビのクイズ番組を見ていて、分からなかったことが分かった時、「なるほど、そうか」という満足した気持ちになります。クイズ番組ならこれで十分ですが、勉強となると、分かったことに満足していてはいけません。それではテストで結果は出せません。数学の問題で、どうしてそうなるのかが分かったとしても、その問題が解けるということではありません。社会の歴史や地理のことが分かったとしても、テストの問題で答えが書けるかどうかは別のことです。“テストで結果を出す”という視点で考えると、分かったということに満足してはいけないと気づきます。「わかった」ではなくて「出来た」ということが大切です。

 

5月23日(水)更新

高校の多くは今、中間テスト中です。午後から授業をした生徒が2人、そのまま夜10時半まで教室に残って勉強をしていました。本当は、テスト直前にここまで頑張らなくてもいい状態を日ごろから作っておいてほしいのですが、そうは言っても現実は理想通りではないので、一生懸命やるということになります。私は他の生徒の授業をしながら、2人の様子を見ていました。覚えなくてはいけないことを何回もノートに書いたり、ワークをコピーして同じ問題を2回やったりしていました。最後には「やったー!出来たー!」と満足そうでした。その生徒にとって今出来る精一杯のことをしている姿でした。

 

5月16日(水)更新

テストを想定した勉強って、いったい何でしょうか。テストは何が出るか分からないのに、何をすればいいのでしょうか?答えは「全部自分で言えること」です。例えば歴史の開国の場面なら、「もともとアヘン戦争で大きな中国が小さなイギリスに敗れるっていう背景があってなー、そのころアメリカも中国と貿易をしたがってたんやんかー。」というようにぺらぺらとしゃべれる。理科の炭酸水素ナトリウムの熱分解なら、実験の図を自分で書いて、実験結果や実験で注意することとその理由も言える。そういう自分になっておくことがテストを想定した勉強です。「そんなのテスト前に出来るわけないよ。」と思いますよね。そうです。テスト勉強は、テスト1週間前にすることではなくて、日ごろからしておくものだとわかるでしょう。

 

5月9日(水)更新

もうすぐ中間テストです。よく、「頑張れば、自然と結果はついてくる。」と言われます。確かにそうかもしれません。でも、頑張ったのに結果がでなかったとも聞きます。「頑張れば」という言葉に問題があります。例えば、学校の課題や提出物を頑張ったとしましょう。これを“頑張った”というのなら、結果は出ません。課題や提出物は、勉強が出来るようになるために、内容ごとに分かりやすいように作られています。ところがテストは、内容をばらばらにされたり、ひっかけのような表現をされたり、つまり、分かりにくいように作られています。学校の課題や提出物は出来るだけ早めに終わらせて、テストを想定した勉強をしましょう。そのことを、「頑張れば」といいます。

 

5月2日(水)更新

きのう今日は連休の谷間です。塾はいつも通りの風景で、子供たちは勉強をしています。テレビからは駅や空港の様子が流れ、みんな楽しんでいるように思いますが、生徒たちのほとんどは普通です。「なーんにもない!映画見に行くくらいかなあ。」とか言っています。講師としては、勉強もしてほしい。でも、せっかくの連休だから、楽しいこともあるといいなあと思っています。連休の後半です。楽しいことを見つけて下さい。

 

4月25日(水)更新

誰もが、きれいなものがいいと思っています。何か物を買う時は、どっちがきれいかなと商品を見比べますし、買った後は汚さないように気をつけます。台所がいつまでもピカピカなのがいいことなのは、みんなが思うことです。ところが、きれい過ぎることにも一つだけ欠点があります。それは、些細な汚れがとても気になってしまうことです。気にしなくてもいいくらいの汚れが気になってしまう。きれいということが理想だとして、理想通りに生きることはなかなか出来ません。自分ひとりで生きているわけではないですから、なおさらです。そんな時「そうだよねー」と、気を楽にするのも大切なことです。

 

4月18日(水)更新

子供たちは、学校に対しても、家族に対しても、あまり本音を話していません。生徒たちは私に、いろいろなことを打ち明けてくれます。子供の視点で言い当てていると思うことや、大人として考えさせられることなど、たくさんあります。でも、子供たちは言いません。諦めがあります。大人が描く子供の姿から外れたとき、何か言われるんじゃないか、がっかりさせるんじゃないか、という思いがあります。本音を言ってもらわなければ解決しないことがあるなら、本音を言ってもらえる大人になる必要があります。子供を認めましょう。いいとか悪いとか判定を下す前に、話をする子供を認めましょう。ちゃんと話を聞いてくれる大人になら、子供は話し始めます。

 

4月11日(水)更新

多くの生徒にクラス替えがありました。生徒たちにとってドキドキする出来事です。「仲良しグループの中で、自分だけ違うクラスになった。」とがっかりしている生徒がいました。がっかりしている顔を見るとかわいそうでした。何とかしてあげたくても、誰もどうすることも出来ません。事実を変えられないなら、気持ちを切り替えるしかありません。新しいクラスで、誰かと話しましょう。話すのが苦手なら、何かを聞きましょう。もし優しく答えてもらえたら、「ありがとう」って言ってみましょう。その子が友達になるかもしれません。一人、友達ができたら、そこから広がるかもしれません。新しい友達が出来るチャンスです。

 

4月4日(水)更新

“食べない”じゃなくて、1口。“歩かない”じゃなくて、1歩。0じゃなくて、1。0と1の違いはたったの1ですが、とても大きな違いがあります。0は、5を掛けても100を掛けても、どんなに大きな数を掛けても0のままです。ところが、1は5を掛ければ5になるし、100を掛ければ100になります。1は可能性が無限大です。4月になりました。もうすぐ高校生になる生徒が少し不安気に「わくわく、ドキドキ。」と言っていました。私は「初めから100じゃなくていいよ。最初は1でもいいよ。そこから、だんだん広がればいいから。」と言いました。

 

3月28日(水)更新

“肉じゃが“を作るのにレシピを見ます。材料を見ると「牛肉・酒・しょうゆ・砂糖・みりん・じゃがいも・玉ねぎ・だし昆布」と書いてあります。その時「あっ!しょうゆがない!」となれば、肉じゃがは作れません。勉強はこれと似ています。「3㎞の道のりを0.5時間で走る人の速さは、分速何mですか」という問題を解く材料は、「道のり、速さ、時間の関係・㎞とm・時間と分」の知識です。この材料が頭の中に揃っていれば解くことが出来ます。材料が欠けていれば出来ません。台所にいろんな材料があれば、いろんな料理が出来るのと同じように、頭の中に、問題を解くための材料をたくさん入れておきましょう。

 

3月21日(水)更新

もし今、遠洋漁業の漁師と出会ったとしたら。同じ漁師でも、小さな漁村で小さな船で魚を取っている青年なら。どちらにしても、私には知らない世界の人たちです。きっと驚くようなこと、考えさせられるようなことがたくさんあるのだと思います。たとえ似たような境遇の人だったとしても、してきたことや考えていることは違うかもしれません。人と出会って関わったり話をしたりするということは、自分の価値観や考えを変えてくれたりもします。時間と空間が作り出した偶然の出会いで知り合った人が、自分にとって大切な人になることがあります。もうすぐ出会いの季節、4月です。よい出会いがありますように。

 

3月14日(水)更新

人は何かを記憶する時、それをいつまで記憶しておくかをあまり意識しないで考えていることがあります。買い物で、牛乳を買うのを忘れないように覚えとこうという時、いちいち買い物までは覚えとこうなどとは思いませんが、買い物まででいい記憶の仕方をします。次のテストまで覚えておけばいいというくらいなら、やはりそんなに意識をしないで記憶をしています。ところが、ずっと覚えておかなくてはいけないものとなれば、意識しないわけにはいきません。どうすればそれだけ長く覚えておくことが出来るのかを考える必要があります。ずっと覚えておこうと強く意識して、そうなる工夫を考える。これが忘れない記憶の第1歩です。

 

3月7日(水)更新

今日は公立高校の中期選抜でした。それぞれが力を出し切って、合格してくれたらと祈っています。「合格したよ」と知らせてもらえることは、私たちにとっての一番の喜びでもあります。そして今日からは、中3生がいなくなった教室で、中2の生徒を相手に、新たな気持ちで、その生徒たちの1年後を思いながら授業をしました。すべての生徒ひとりひとりに何をしてあげるのが一番いいのか、それを考えるための、今日は私たちにとってスタートの日です。

 

2月28日(水)更新

力以上のことを求められればプレッシャーになります。“出来なかったらどうしよう“と不安にもなります。逆に“どうせ出来ないよね”なんて思われるのは悔しいですし、自分がそう思って諦めてしまっては、力は出せません。何かをしようとするとき、こんなふうに感情が先に出てしまうと集中力を欠くことになります。今日自分が出来ることは、今自分に出来る精一杯のこと以外にありません。周りからどんなふうに思われようと、自分の気持ちが期待や不安でどれだけ揺れようと、今出来ることに変わりはありません。自分自身に集中して、今自分に出来る精一杯のことをして下さい。そして、何か出来たことがあれば、自信につなげましょう。公立高校中期選抜まであと1週間です。頑張ってください。

 

2月21日(水)更新

鉄は磁石につくのに、どうして他の物はつかないのでしょうか?実は、いろいろな物質の中には、とても小さな磁石(正体は電子)がたくさん入っています。この小さな磁石たちはバラバラな方向を向いているので、N極とS極が打ち消し合って磁石にはなっていません。ところが、鉄は磁石が近づくとバラバラに向いていた小さな磁石を同じ方向に向けるので、鉄自身が磁石になります。だから磁石につくのです。他のほとんどの物質はバラバラを向いたままなので磁石にならず、だからつかないのです。大きな力を持った磁石でも、それだけでは力を発揮出来ません。鉄のように同調して同じ方向を向いてくれる物があって、初めて磁石として力を出します。オリンピックのアスリートを見ながら、こんなことを考えていました。

 

2月14日(水)更新

すごく感心な生徒がいます。私はたくさん褒めます。ところがその生徒は、いつもきょとんとした顔をしていて、どうして褒められているのか分からないといった様子です。中3の女子生徒ですが、朝、自分の弁当を作り、弟を起こし、お姉ちゃんと朝食をとり、ごみの日にはごみ出しもして登校します。ところが、その生徒は「うちはそうするのが当たり前だから、それをえらいと思ったりしてはいけない。」と言います。本当にいろいろな生徒がいます。私は、生徒それぞれやっていることや出来ることは違っても、それぞれが自分の一生懸命の形なら、それはみんなすばらしいと思います。

 

2月7日(水)更新

朝起きてから30分後には家を出るという女子生徒がいます。私には女の子がいないので女の子が身支度にどれくらい時間がかかるのか分かりませんが、大変そうなイメージがあるので、「じゃあ朝ご飯食べないで行くの?」と聞くと、3分で食べてるという返事でした。“闘ってるなあ、この子は”と思いました。もちろん、余裕を持って朝起きて、丁寧に身支度をして、しっかりと朝食をとるのが理想です。でも1分でも多く寝たくて、こうなる現実もとてもよくわかります。こんなたわいない話でも、生徒の語感が生き生きしていたので嬉しくなりました。もちろん、たまには、クロワッサンとキウイをゆったり食べたなんて聞けたらもっと嬉しいです。

 

1月31日(水)更新

探し物をする時、何を探すのか分からないで探す人はいません。人から「何か探して」と言われても、探せるわけがありません。こんなことは、みんな言われなくてもわかっています。ところが“国語”となると話は別です。どんなことが答えになるのか想像もしないで、本文に目をやって探し始めます。何が答えかはわからないけど、とりあえず本文を読んで、答えっぽい所を見つけようという感じです。これでは答えは見つかりません。問題文は答えを見つけるヒントです。問題文からヒントになる言葉を見つけ出して、そこから、こんなことが答えになるんじゃないかと想像して、それから探し出す。何を探すのか、ぼんやりでもいいのでわかっていれば、見つけることが出来ます。

 

1月24日(水)更新

受験シーズンです。この時期は作文指導をすることも多くなります。ポイントは、考えや思いを引き出してあげることです。人は、自分のことなのに案外考えていないことが多いものです。「なぜ?いつから?そうなれたらどんないいことがあるの?」とどんどん探っていくと、気がつかなかった自分が見えてきます。例えば何かを“きれい”と感じたとして、なぜ自分はそれをきれいと感じたんだろうと考えることが、自分と向き合うことです。自分の考えや思いがわかったら、自分の言葉で表現してもらいます。そうやって書いた作文は、他のだれにも書けない自分だけの作文になります。

 

1月17日(水)更新

昨日ある生徒が、自分が描いた絵を見せてくれました。キッチンペーパーと折り紙とセロリを組み合わせた静物画でした。いろいろな感想がある中で、セロリの緑色の話をしました。「緑色」と言ったとき、緑の幅をどれくらい持っているか?黄色に近い緑から青と言いそうなくらいの緑まで緑色です。色の幅の感性が広ければ、表現は豊かになります。色は不思議です。さっきまで白と思っていたのに、もっと白い色と組み合わせれば白ではないように感じます。それひとつだけの時と何かと組み合わせた時では、性質が変わってしまいます。自分を頼りないと思っていても、誰かの支えになっていたり、クラスの中の癒しになっていたりもします。薄くてぼやけた色だと思っていたのに、周りを濃い色で囲まれたとたん、くっきりと浮かび上がって存在感を発揮します。人も色も、だから魅力があります。

 

1月10日(水)更新

明けましておめでとうございます。新年を迎えて、今日はもう10日です。この週末には中学受験と大学のセンター試験があります。力を発揮してくれるようにと祈るばかりです。受験目前となると当然、受験を想定した練習をします。つまり、自分ひとりですべてのことをするということです。問題を解くことはもちろん、字の大きさや丁寧さ、消しゴムで消したときのきれいさ、余白の使い方、何かを書き込むかどうか。すべての判断を自分ひとりでしなければなりません。そんなことくらいと思いそうですが、これがなかなか出来ない生徒もいます。誰かに言ってもらうのではなく、自分で考える。普段の生活の中で、身に付けておきたい力です。